鋼板を土台に、さまざまな特性の軸受層を接合した複合材「バイメタル」。大同メタルは、焼結・圧接・鋳造・含浸といった高次元な接合技術を原子レベルで確立。銅合金系、アルミ合金系、ポリマー系など、あらゆる特性のバイメタルを製造しています。高品質な軸受は、まず、素材となるバイメタルの開発から。この姿勢が、大同メタルに厚い信頼が寄せられる最大の理由です。
バイメタルに造形の技術が加わってはじめて製品となります。バイメタルを軸受の大きさに精密に切り分けるためのプレス切断技術、半割り・円筒状に曲げるプレス加工、最終過程での最適な肉厚仕上げなど、すべての工程で高精度な加工技術が必要とされます。それらの加工を可能にするために、社内で独自のプレス金型・軸受切削加工機を設計・製作。ミクロン単位の技術の裏付けがあるからこそ、つねに安定した高品質の軸受が供給できるのです。
なめらかな動きは、摩擦が起きる表面の状態などで決まります。そのため、軸受層の表面をカバーするオーバレイが重要な役割を担います。大同メタルは、オーバレイ成分の開発や製法の改善につねに取り組み、高精度で均一な被膜をつくる「表面処理技術」を確立しています。さらに新しい表面処理技術の開発も積極的に行なっています。
お客様に最適な軸受を提案するには、軸受にかかる油膜圧力などを理論的に計算することで、軸受がさらされる状況を精度よく予測することが大切です。EHLやFEM、CFDなどの各種解析ソフトを活用することで、軸受損傷が発生しない最適な軸受を設計することを可能にします。また、開発期間短縮に貢献します。解析エンジニアは日本のみでなく、欧州、北米にも配置し、お客様のニーズにレスポンス良く対応します。