気候変動への対応
基本的な考え方
当社グループは、2050年のCO₂排出量の実質ゼロを実現するため、省エネ対応、再生可能エネルギーの利用、イノベーションの推進など実行計画へ落とし込み、持続可能な社会と当社グループの実現を目指し、段階的かつ具体的なCO₂削減を進めます。
スコープ別CO₂排出量中長期目標
当社グループのカーボンニュートラル実現に向け、各拠点や拠点国の事情に応じたエネルギーの効率化や再生可能エネルギー導入などの取り組みを推進しています。なお、2024年度より2030年度中間目標を追加設定しました。
2030年 2019年度比35％削減 （Scope1、2）
2050年 カーボンニュートラル（Scope1、2、3）
主な取り組み
省エネルギー活動
「6つの心得（ヤメル・トメル・ナオス・サゲル・ヒロウ・カエル）」をアプローチの軸にして、徹底した省エネルギー活動を推進しています。
■エア漏れ対策
［コンプレッサーエアー漏れ対策による消費電力削減］
コンプレッサーエアー漏れは、コンプレッサーのエネルギーロス原因として大きな割合を占めています。これまで休日に漏れ音を探す活動をしていましたが、漏れを検出できる超音波カメラを導入したことで、稼働中の騒音でも探すことができるようになりました。
■非稼働日の待機電力削減
■工場内エア消費量低減
■熱回収による蒸気使用量削減
■断熱材利用による電力削減
■LED化など
再生可能エネルギーの取り組み
CO₂排出量削減目標の達成に向け、国内外の工場で太陽光発電設備の導入など、再生可能エネルギーの取り組みを進めています。
■再生可能エネルギーの導入推進
[太陽光発電設備の増設]
当社グループのカーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として、再生可能エネルギー（太陽光発電）の導入を推進しています。2023年3月、更なる利用推進を目的とした太陽光発電設備を所有地（岐阜県美濃市立花）に増設し、発電された電力が当社犬山事業所に供給されています。
今後もグループ全体で再生可能エネルギーの導入を推進していきます。
■再生可能エネルギー由来のCO₂フリー電力の利用
■カーボンニュートラルに関する教育の実施
カーボンニュートラルに関する全社方針の実現に向け、2022年度より従業員教育を実施しています。社内教育機関である「大同メタルカレッジ」ではカーボンニュートラルの初級講座を開き、若手社員の脱炭素に向けた意識醸成に取り組んでいます。
2023年度からは中堅社員向けの中級講座も開始し、2023年11月からはグループ会社も含め全従業員を対象に「カーボンニュートラルの森」と題して、カーボンニュートラルに関わる情報を発信することで、従業員の意識向上に取り組んでいます。
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