私たちは、企業理念として掲げる「会社の務(つとめ) – 社員の幸せをはかり、地球社会に貢献する」に基づき、
社員の幸せは健康な心身という基盤の上にのみ成り得るものと考え、社員が健やかに働くことができる会社を実現します。
令和5年10月1日
大同メタル工業株式会社
代表取締役会長兼社長 CEO兼COO
判治誠吾
1. 職場の健康
労使一体となったワークスタイル改革(働き方改革)の実行
2. こころの健康
メンタルヘルスに対するライン教育、セルフケア教育の充実
ストレスチェックの結果を活用した施策の強化
3. からだの健康
生活習慣病予防施策の強化
運動習慣活動の拡充
労使および健康保険組合によって組織される「健康経営推進委員会」を設置し、全社的に健康施策を推進しています。
また、職場単位で設定した「健康プラン」に沿った健康づくりに取り組み、従業員の健康意識の向上、職場の生産性向上・コミュニケーション活性化を図っています。
健康目標と対策
中期経営計画で「健康増進に向けた社員の意識向上と職場での健康管理の推進」を掲げ、「健康経営」の考え方を取り入れて、全社的な推進体制の強化と、従来から実践している健康づくり活動の充実に努めています。
2021年度の健康データ(健康診断結果等)をベースに、5年間の中期的な健康目標を策定し、従業員の健康増進に努めています。
【ふせぐ】ハイリスク者対策・疾病予防・早期発見
*1ハイリスク者抽出条件(下記6項目のいずれかに該当した者)
(1)収縮期血圧160mmHg以上(2)拡張期血圧100mmHg以上(3)空腹時血糖126mg/dl以上(4)HbA1c(NGSP)6.5%以上(5)LDLコレステロール180mg/dl以上(6)中性脂肪500mg/dl以上
*2アブセンティズム(休業率)の調査方法、算出条件
年度末時点における休職者数/全従業員数=休業率
◎疾病の早期発見
生活習慣病やがんなどの疾病を早期発見するために、健診の費用を補助しています。
また、従業員のみならず、従業員の家族も積極的に健診を受診するよう、健康保険組合から受診を推奨しています。
従業員が早期に疾病を認識し、適切な治療を受けることで、アブセンティズムの低減につながると考えています。
・生活習慣病健診の受診料補助
・人間ドッグの受診料補助
・子宮がん検診の全額費用補助
・レディース健診の受診料補助
・脳ドッグの費用補助
・事業場健診(歯科検診)の費用補助
◎ストレスチェックの実施とケア
年に1度、全社一斉にストレスチェックを実施しています。
このストレスチェックを通して、従業員自身で自己のストレスに気づき、メンタルヘルス不調の未然防止を図っています。
高ストレス(一定水準以上のストレス値)者判定となった従業員は、産業医面談の対象として希望者は面談を受けることができます。
また、チェック結果は職場単位でストレス状況を分析し、上司にフィードバックすることで、職場環境の改善を進めています。
◎メンタルヘルス研修
職場内におけるメンタル不調の兆候を早期発見・把握し、適切なケアを行えるように、
管理職を対象とした産業医によるラインケア研修を開催しております。
【きたえる】施策の提供・健康リテラシー向上
*1 BMI25以上
*2 睡眠で休養が十分とれているか
*3 1回30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施
*4 飲酒頻度:時々、ほとんど飲まない、飲めない
◎健康イベントの開催
会社・健保組合・労働組合が一体となり、従業員が気軽に楽しく参加できるウォーキングイベントを開催しています。
指定の期間内でどれだけ歩くことができるか、社内ランキング上位を目指して頑張っています。
個人参加だけでなく、チーム参加も可能なため、部署でチームを組みお互いに運動量upを促しています。
◎健康セミナーの実施
「アクティブライフプランセミナー」(生活習慣病予防対策)
従業員のQOL上昇を目指し、健康意識を向上させることを目的に、健康セミナーを実施しています。
あわせて、女性特有の健康問題(PMS等)に関する講座を実施し、職場の理解を求めると同時に、女性従業員自身のセルフケアの意識の醸成に努めています。
◎禁煙促進プログラムの実施
喫煙による健康障害リスクの低減と受動喫煙防止を全社で促進するため、建屋内全面禁煙化を2019年度に実施しました。
併せて、健康保険組合と共催の禁煙促進プログラムを推進し、個人単位での禁煙の支援も行っております。
◎食堂での健康メニュー提供などの食生活改善・教育
低カロリーの「ヘルシーセット」を毎日提供しております。
また、食品会社とコラボした特別なヘルシーセットの提供も行っております。
【ととのえる】健康に関する環境整備
* 当社独自の休暇取得目標(3か月に3日以上)を下回った場合に発行
◎休暇取得のフォローと実績の開示
当社では独自に1年間の休暇取得の目標日数を設けており、4半期ごとに基準日数未達成者へフォローを行っています。
未達成者には、イエローカード(第1・2四半期)、オレンジカード(第3四半期)、レッドカード(第4四半期)を発行し、職場上司を通じて取得を促します。
また、取得実績を「ワークスタイル改革ニュース」として社内開示することで、休暇取得促進の意識を醸成しています。
◎長時間残業発生時のケア
長時間残業が複数月に渡って続いた従業員を対象として、産業医による面談を行っております。
45時間以上の残業が2カ月連続となった場合には、問診票で体調の確認を行い、必要であれば産業医との面談を行います。
また、3か月連続となった場合には、産業医による個別面談を必ず実施し、早期に体調のケアを行っております。
その他、上記基準超過者以外でも、希望者は全員が個別面談を受診することができる体制を整えています。
◎時間外勤務削減の取り組み
時間外・休日労働に関する協定届(三六協定)についても、年間時間外労働時間の上限を段階的に引き下げ、労働時間を短縮しています。
そのために、全社的に業務の見直しを行い、業務の効率化を推進しています。
◎労使協議会にて健康経営に関する情報交換
労使間の健康経営に対する意識を統一するため、毎月実施している労使協議会にて、
健康経営に関する情報交換の場を設け、従業員の生の声を経営層に届けています。
◎部門ごとに健康目標を設定
◎カウンセリングサービス窓口の設置
従業員、及びご家族を対象として、お仕事に関するお悩みから、プライベートに関するお悩みまで、
どのような内容でも無料で相談いただける窓口を設置しています。
プライバシー保護のもと、様々な専門分野を持つカウンセラーが常駐していますので、
健康、人間関係、キャリアプラン、育児、介護、その他さまざまな内容について相談できる環境を整えています。
今後の活動
大同メタルグループの従業員は、「品質は生命」の志のもとに働いています。会社の生命である品質を守り高めるために、従業員の健康を守り、従業員がいつまでもいきいきと働ける職場づくりを続けていきます。また、国内外グループ会社、協力会社、労働組合、健康保険組合など、大同メタルグループに関わる全ての法人で健康経営の意識を共有し、グループ健康経営を強化していきます。